「最低限の線引きしてくれた」DeNA関根大気、誹謗中傷の開示請求認められ明らかになった「悪質コメント」の中身
DeNAの関根大気(たいき)選手が8月15日、Xを更新。SNSでの自身への誹謗中傷に対して、東京地裁が発信者情報開示を命じる仮処分を決定したと報告した。 【画像あり】関根大気の「開示命令申し立てが認められました」 関根選手は《今回公にしておりますが、アカウントの方たちへの誹謗中傷はなしでお願いしたいです。誹謗中傷はなくしていきましょう、という声掛けをして頂けたらと思います》と呼びかけている。 投稿には「開示処分命令対象投稿一覧」が添付。実際に書き込まれたポスト内容が閲覧できるようになっていた。 「関根選手への誹謗中傷は、以前から続いていました。4月26日の対巨人戦で、関根選手がスクイズを失敗したんですが、死球アピールして出塁。微妙な判定にリクエストが出ましたが、ひっくり返らず、その後に渡会隆輝選手が満塁本塁打を打って巨人が敗戦したんです。関根選手のせいで負けたということになり、巨人ファンから過激な書き込みがなされました。《当たってねーじゃん》《やっぱ関根ゴミだわ》《インチキ死球》など、罵詈雑言ばかりです。 今回の件で、X社は『死ね』『キモい』『消えろ』『ゴミ』などの言葉が使われた場合、情報開示するということが分かりました。これまでは“ヤジ”や“批判”といった建前で、選手は誹謗中傷されてきました。『死ね』を『4ね』と表現するなど、隠語や伏せ字も多用されています」(スポーツ紙記者) Xでは、関根選手の決断に共感する人が続出。 《ネットにはありふれた言葉かもしれないけど当たり前だけど公の場で言うとダメだよね》 《なんでも言いたい放題のプロ野球X界隈において、「これは開示請求可能だよ」という最低限の線引きをしてくれた》 《自分の身を守るためはもちろん家族やチームメイトを守るためのアクション。関根くんの行動力が素晴らしい!》 日本プロ野球選手会は「プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告」で、ほかにも複数の選手が開示を求めていると発表している。「野球選手はヤジられてナンボ」という価値観が、日本のプロ野球ファンの間にはあったが、選手の尊厳を奪うようなSNSでの誹謗中傷は、許されてはならない。
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