新型ホンダ アコード発売開始! 価格は500万円超
11代目は、モノグレードで登場! 【写真を見る】新型アコードの内外装など各部を徹底チェック(58枚)
運転支援のアップデートにも注目!
3月7日、ホンダは、日本仕様の新型「アコード」の詳細を発表した。 11代目の新型アコードは、グランドコンセプトを「Driven by My ACCORD~相棒アコードとより高みへ~」とした。 エクステリアは、力強いノーズと伸びやかで流麗なシルエットを実現。また、フルLEDを採用した薄型フロントヘッドライトと、横一文字のリアコンビネーションランプで、ワイド な印象を強調する。サイドシルに施されたブラックガーニッシュは、ボディーパネルの上下幅を短く見せることによりボディの長さをより強調させる効果を持たせたという。さらに、傾斜したリヤピラーによって、フロントノーズからリヤエンドまでスムーズにつながるスリークなシルエットを作り出したそうだ。 インテリアは、ブラックを基調とし、手に触れやすい部分にはソフト素材を使用。くわえて、インパネラインやドアラインなどには、マルチカラーのLEDアンビエントランプを標準装備し、7色から好みの色を設定可能だ。 12.3インチ Honda CONNECT ディスプレイ、10.2インチのデジタルグラフィックメーター、 さらに11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレイを組み合わせたインターフェースを提供する。また、エアコンやオーディオソース、音量、照明の色や明るさなどの設定を組み合わせて登録し、ひとつのダイヤルでまとめて簡単に操作出来る「エクスペリエンスセレクション ダイヤル」を国内向けホンダ車として初めて採用した。 国内向けホンダ車として初めてGoogleを搭載し、Googleアシスタント、Googleマップ、 Google Playを車内で簡単に利用可能だ。これらによって、普段からスマートフォンなどで使っているアプリをドライブでもシームレスに使えるようになった。 Googleアシスタントでは、音声操作によって、ナビの目的地の設定、音楽の再生、さらには車 内温度設定やデフロスターの操作、燃料残量の確認も可能。Googleマップは、リアルタイムの渋滞情報の取得やルート沿いのスポット検索が可能となり、 快適な移動を実現する。また、地図をメーターパネルに表示可能だ。Google Play では、自身のスマートフォンとおなじように好みのアプリをダウンロード し、好きな音楽やポッドキャストなど、さまざまなアプリを車内で利用できる。 パワートレーンは、2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジンと、新開発の高出力モーター を採用した2モーター内蔵電気式CVTを搭載。ドライブシーンやドライバーの気分に応じて走りのテイストが選べるドライブモードスイッチを搭載。「ECON モード」「CONFORT モード」「NORMAL モード」「SPORT モード」にくわえ、「INDIVIDUAL モード」では好みの設定を登録可能だ。減速セレクターは、先代モデルの4段から6段へと多段化。最大減速度を大幅に高めるとともに、より自在な減速度コントロールを実現した。また、減速段を最高段である6段に固定すれば、加減速のほとんどをアクセルペダルだけでおこなえるという。 新開発の「モーションマネジメントシステム」を国内向けホンダ車として初めて搭載した。コーナリング時にスムーズな車両挙動を支援する電子制御システム「アジャイルハンドリング アシスト」に、新たに「前荷重制御」の技術をくわえ、滑りやすい雪道や雨で濡れた路面から、 市街地やワインディングなどでの一般走行まで、さまざまな走行シーンでドライバーの思い通りに運転するのを支援する。 最新の全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360(ホンダ センシング サンロクマ ル)」を搭載。約100の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラにくわえ、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備することによって 360度センシングを実現した。また、従来の機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能がくわわった。 また、2025 年には、車両周辺の死角をカバーし、交通事故の回避やドライバーの運転負荷の軽減をサポートする全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360+(ホンダ センシング サンロクマルプラス)」を搭載し、発売する予定。Honda SENSING 360の機能に、ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能、レコメンド型車線変更支援機能、カーブ路外 逸脱早期警報、降車時車両接近警報、ドライバー異常時対応システムがくわわるという。 新型アコードの価格は544万9400円。
文と編集・稲垣邦康(GQ)