[待望の国内導入まもなく!] スズキ新型フロンクスの“気になる”ポイント
スズキが手がける乗用車モデルは、軽自動車の陰に隠れがちだが、スイフトを筆頭になかなかの実力車が揃っている。2024年秋にまもなく登場する新型「フロンクス」も、人気のコンパクトSUVにプレミアムキャラをプラスすることで、大きな飛躍が期待できそうな1台だ。 【画像】スズキ新型フロンクスの“気になる”ポイント(×20枚)
躍動的なデザインを随所に散りばめることで、サイズ以上の存在感をアピール
全長は約4mとヤリスクロスよりもひと回り小さなサイズになるが、クーペライクなボディシルエットや、フェンダー周辺の張り出し感を強調するなどの見せ方の工夫もあって、実際のサイズより大きく見える。プレミアム感を感じるデザインも大きな注目を集めている理由だ。 ◆車両後方は、風の流れを意識させるクーペルックデザイン。ベルトラインを高めに取ることもあって、サイドウインドウはそれほど広いタイプではないが、スタイリッシュなサイドビューも注目を集める理由になっている。 ◆アルミホイールは、異型5スポークの16インチをインストール。タイヤサイズは小ぶりな195/60R16。最小半径は4.8m。 ◆フロントマスクは、張り出し感を意識したランプグラフィックと大型グリルで個性溢れるイメージを強調。前後バンパーにはアンダーリップ&ディフューザーを配置。
広さを積極的にアピールするタイプではないが、質感は明らかにクラス上
インパネ中央部にディスプレイオーディオを配置する流行りのレイアウトを採用。メインメーターは2眼式で中央にインフォメーションディスプレイを配置する。キャビンスペースは、クーペプロポーションながらルーフ&リヤピラーを工夫することで、クラス相応以上のスペースを確保。気になる後席まわりも、標準的な男性が座っても頭上空間と足元まわりも十分な広さ。さらにシートの座り心地を高める工夫を加えることで、1ランク上の快適性とロングドライブ適性を手に入れている。 ◆インパネは面積を大きく取ったメタル調加飾パネルや、トリムやシートにブラック&ボルドー落ち着いた色調の2トーンを用いる大人っぽい仕立て。これもプレミアムを意識させて特徴のひとつ。車載ITはスマホ連携機能を備えるディスプレイオーディオを採用。 ◆撮影車は革&ファブリックのコンビシートを装着。ショルダー部はボルドー色を用いることでプレミアムな雰囲気を高めている。シート形状は身体を支えてくれるサイドサポート&フィット感を意識したタイプ。この選択からも、走りを相当意識していることをうかがうことができる。 ◆前席は見晴らしの良さに加えて、シートのフィット感も十分。ドライバー優先の設計思想を垣間見える。後席の広さもしっかりと確保されているため、大人4名乗車もまったく苦にしない。 ◆後席格納はシンプルな前倒式。ことさら積載性を売りにするタイプではないが、日常域での買い物やレジャーシーンでも活躍できそうだ。 ◆車載ITはスマホ連携機能を備えるディスプレイオーディオを採用。車両機能の設定などもタッチ操作で行える。 ◆シフトはオーソドックスなストレートタイプ。その後端には電動パーキングブレーキ、ステアリングにはパドルスイッチが配置される。 ◆ヘディングアップディスプレイも装着。 ◆ステアリングは革巻きタイプ。 ◆ブラック☓ボルドーのレザーコンビシートは、このクラスのSUVとしては上級設定。キャビンも徹底した遮音対策を実施したことで、静粛性とプレミアム感を高めている。 ◆1.5L直4DOHCエンジンは、燃費性能と低中速域での力強さに定評があるスズキのグローバルエンジンのひとつ。ISGが組み合わされるマイルドハイブリッド車として発売される。
────────── ●文:月刊自家用車編集部 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
月刊自家用車編集部