【レシピ】下味ナシで簡単おいしい 秋の味覚たっぷり「生姜焼き」 ボリュームも栄養バランスも良し!
料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。 【画像】秋の味覚たっぷり「生姜焼き」の材料を見る どんなものであれ、作ろうと思ったそのこと自体が尊い。今晩はひと品、作ってみませんか?
秋が香る「きのこ入り生姜焼き」
今回は、生姜焼きを覚えてみませんか。秋冬の時季におすすめ、きのこと長ねぎをたっぷり入れた生姜焼き、好きでよく作っています。肉に下味をつけず、思い立ったらすぐ作れるレシピですから覚えておくと便利ですよ! ■材料(2人分) ・豚肩ロース肉切り落とし:200g ・ぶなしめじ:100g ・長ねぎ:60g(1/2本程度) ・酒:大さじ1 ・植物油:小さじ1 [A] ・醤油:大さじ2 ・みりん:大さじ1と1/2 ・酒:大さじ1 ・おろし生姜:8g ※よく洗って、皮つきのままおろすのがおすすめ ■ポイント [A]の材料はあらかじめ容器に合わせておきましょう。フライパンを火にかけてから合わせると、意外に時間がかかって肉に火が入りすぎ、味が落ちてしまいやすいです。これ、けっこう大事。 ■下ごしらえ ぶなしめじは石づきを落として、食べやすい大きさにほぐす。長ねぎは7~8ミリ幅のななめ切りにする。
きのこ入り生姜焼きの作り方
■作り方 では、作っていきましょう。 まず、フライパンに油をひいて中火にかけ、豚肉を焼きます。フライパンに入れて15秒ぐらいはそのままおいて、肉が温まってきたら菜箸で広げていきましょう(そのほうが広げやすい)。 写真ぐらいの感じで、全体の1/3ぐらいに火が入ったら、ねぎときのこを入れますよ。 加えたら、大さじ1の酒を全体にふって、フタをして2分おいてください。 フタを取って強めの中火にし、[A]を入れます。 写真の鍋底、泡立っているのが見えますか? [A]を入れたときジュワーッと音が立つぐらい高温にしておくのが理想です。一気に加熱して全体に汁をからめていきましょう。調味液を半分ほど煮飛ばすイメージです。 さあ、できあがり。 きのこは舞茸やえのきでやってもおいしいですよ。肉と一緒に食物繊維もとれる一品です。たっぷり生野菜の上にのせて生姜焼きサラダ的に食べるのもおすすめ。 どんどん冬が近づいてきますね。体を冷やさないよう、どうぞみなさんご自愛ください。ああ、年末がもうすぐ。 白央篤司(はくおう あつし) フードライター。「暮らしと食」をテーマに、忙しい現代人のための手軽な食生活のととのえ方、より気楽な調理アプローチに関する記事を執筆する。近著に『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)がある。
白央篤司