徳之島の伊仙町で女性(55)が自宅で死亡“鋭利なものによる傷”首から出血 殺人事件として捜査
鹿児島読売テレビ
約50戸の静かな集落で事件は起きました。徳之島の伊仙町で20日、保育士の女性(55)が自宅で血を流して死亡しているのが見つかりました。鋭利なものによる傷があり、消防によりますと首からの出血があったといいます。警察は殺人事件として捜査しています。 (記者) 「現場は徳之島の伊仙町にあるあちらの住宅。この小さな町で女性が血を流して死亡しているのが見つかった。警察は殺人事件として捜査をしているがいまだ犯人は捕まっていない」 警察によりますと20日午後6時ごろ、徳之島の伊仙町佐弁の住宅でこの家に住む保育士の菊池房子さん(55)が死亡しているのが見つかりました。消防によりますと「家に帰宅すると妻が倒れていて冷たくなっている。出血していて切り傷も見られる」と菊池さんの夫から通報があったということです。警察と消防が駆けつけたところ、菊池さんの体には鋭利なものによる傷があり、その場で死亡が確認されました。消防によりますと首から出血していたということです。これまでに凶器とみられるものは見つかっていません。 約50戸の住宅が点在する佐弁地区。近隣の住民によりますと菊池さんは、夫と2人暮らしで、近くには母親も住んでいるということです。過去には区長も務めていて、恨みを買うような人ではなかったといいます。 (近隣住民) 「人に恨まれる覚えはないと思う。人がいいんだよね」 菊池さんは隣町の徳之島町の病院内にある保育所で働いていたということです。 警察によりますとこれまでに菊池さんを巡るトラブルの情報はなく、不審者の目撃情報もないということです。警察は22日、司法解剖を行い死因を調べるとともに殺人事件として捜査しています。