三菱自動車、リスクマネジメント強化に向け「KIBIT Seizu Analysis」導入
三菱自動車工業は、FRONTEOが提供する経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis(キビットセイズアナリシス)」を導入した。オープンソースと顧客データの融合によるリスクマネジメントを強化する。FRONTEOが発表した。 KIBIT Seizu Analysisには、FRONTEOが開発した特化型AI「KIBIT(キビット)」を搭載。経済安全保障対策を目的に、サプライチェーンや企業の実質株主による支配状態などのネットワーク解析を行う。 サプライチェーンにおけるチョークポイント(戦略的に重要な地点)や懸念組織とのつながりの可能性、依存度を把握する「サプライチェーン解析ソリューション」、複雑なネットワーク上での株主間の影響力を、間接持株比率を補正した独自の手法により解析し、隠れた支配力の伝搬を把握する「株主支配ネットワーク解析ソリューション」、機微技術に関わる研究開発について、研究者の所属組織などに注目した人脈の分析と、それに基づくリスクを把握する「研究者ネットワーク解析ソリューション」という3つのソリューションを提供する。 三菱自動車は現在、経済安全保障上のリスクマネジメントを講じるとともに、実効的な体制構築を推進しているとのこと。その一環として、リスクマネジメントにおけるデータ活用の重要性への認識から、KIBIT Seizu Analysisを導入。オープンソースと顧客データの融合およびそれらのデータ解析技術を活用したデータドリブンなリスクマネジメントの高度化を図っていくとしている。