【プレビュー】7連勝を目指す神戸が迎え撃つは、上り調子のFC東京 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは10月18日と19日に第34節を開催。金曜日の夜にノエビアスタジアムでは、ヴィッセル神戸とFC東京の一戦が行われる。
J1リーグの戦いも残り5試合。今節、ノエビアスタジアムでは優勝争いを演じる2位・ヴィッセル神戸と上位進出を目論む6位・FC東京が激突する。 リーグ連覇に向けて、いま神戸が絶好調だ。パリ五輪明け初戦となった第25節・川崎フロンターレ戦こそ落としてしまったが、翌節の横浜F・マリノス戦に勝利して以降は8試合負けなしを記録中であり、現在は何と6連勝中と絶好調。首位を走るサンフレッチェ広島とはわずか1ポイント差の位置に付けている。 好調なチームを支えるのは攻守のバランスの良さであり、リーグ2位タイの得点数とリーグ3位の失点数の少なさが、安定感のある戦いぶりを証明していると言っていい。8戦負けなしの最中では7試合で複数得点を挙げており、逆に複数失点を喫したのは2試合のみ。各ポジションにそれぞれの役割を全うできるタレントがそろっており、隙は見当たらない。 その中、ピッチ中央に君臨する扇原貴宏は、アンカーとしてかじ取り役を担い、チームを下支え。正確無比な左足でのパスワークやボール奪取力を生かして、攻守両面で存在感を発揮している。7連勝がかかる今節も背番号6のゲームメイクに注目だ。 9月以降、3勝1分けと負けなしのFC東京も調子は上向きだ。前節・サガン鳥栖戦は引き分けに終わり、4連勝とはならなかったが、その前には3連勝を達成。4位をターゲットに残り5試合を戦う構えである。 苦しかった夏場を乗り越え、秋になって以降はチームとして攻守でやることが整理され、チームのバランスが整った。その中心にいるのが東慶悟だ。3連勝が始まった第30節・名古屋戦からボランチのポジションを確保した34歳のベテランは、チームのために走り、戦い、ボールの落ち着きどころとしてピッチ上を循環させる機能を果たした。 リーグ王者のホームに乗り込んでの一戦は、簡単なゲームにならないことは想像がつく。攻守に気が利く青赤の背番号10がチームをけん引し、さらなる浮上につながる勝点3を持ち帰ってくる。