【パリ五輪】「選手の精神的な成長」92年ぶりメダル 総合馬術団体「初老ジャパン」銅 大岩義明選手「ちょっと信じられない」
パリオリンピックの総合馬術の団体で、長野県諏訪市の企業に所属する大岩義明選手ら「初老ジャパン」が銅メダルを獲得しました。馬術でのメダルは92年ぶりで、県内関係者も喜びに沸いています。 ヴェルサイユ宮殿で行われた総合馬術・団体。平均年齢41.5歳の「初老ジャパン」が躍動しました。 馬場馬術とクロスカントリーを終えて順位は5位。最終種目の障害飛越で逆転を目指します。 3人目の走者はチーム最年長で諏訪市の企業に所属する大岩義明選手。人馬一体の見事な走りで減点を抑え、銅メダル獲得に貢献しました。 大岩義明選手: 「いまだにちょっと信じられないです。これ(メダル)を目標にしてきたので、いろんな人に会ったら実感が湧くと思います」 所属先の「ニットー」は、「悲願のメダルが獲得できて感無量です。大岩選手の今までの人生で最高の瞬間だと思います。チーム全員を誇りに思います」などとコメントしています。 日本の馬術のメダルは1932年のロサンゼルス大会以来92年ぶりです。県内の競技関係者も喜びに沸いています。 明松寺馬事公苑・佐藤正道さん: 「まあ、すごいことですよ。正直言ってすごいことですよ。一つの馬術の歴史を大いに変えたんだと思います」 県馬術連盟顧問で幻のモスクワオリンピックの代表に選ばれた佐藤正道さんは「選手たちの精神的な成長が大きい」としています。 明松寺馬事公苑・佐藤正道さん: 「ただがむしゃらにスタートして突っ走るのではなく、そういうこと(馬との連携)をきちんとできてきた。日本のメダルにつながる、選手そのものの精神的な成長が出てきたのではないか」 パリオリンピックでは障害馬術に次男・英賢さんが出場する予定で、団体銅メダルの流れに乗ってほしいと期待しています。 明松寺馬事公苑・佐藤正道さん: 「日の丸を背負っているのですから、頑張ってほしいと思います」
長野放送