小県郡の自宅で小学生の息子を監禁したなどの疑いで昨夜、両親が逮捕されました。周辺住民からは「そんな風に見えなかった」など驚きの声も上がっています。 逮捕監禁の疑いで逮捕されたのは、小県郡の自称・会社員の34歳の父親と自称・パート従業員の28歳の母親です。 警察などによりますと、今月9日の夜から10日の朝にかけて、自宅で10歳未満の小学生の息子を監禁したなどの疑いが持たれています。 警察によりますと、児童は両腕・両足を粘着テープで縛られた状態で、ストーブ用の金属製の柵の中で正座をさせられると、ベルトで体を固定。 柵の上からプラスチック製のケースをかぶされ、ふたをされました。 水の入ったペットボトルを重しにしていたということです。 児童は複数カ所に軽いけがをしていますが、命に別状はありません。 いつ出来たケガなのかについては捜査中です。 ■記者 「近隣住民によると時々、大人が怒っている声や子どもの泣いている声などを聞いたことがあるということです」 ただ、両親は共に人当たりがよく、野菜をもらうなどの交流もあったそうです。 ■近隣住民 「あいさつに行ったくらいで、奥さんが出たけど全然普通の人だった。よく子どもを連れて裏の所で遊んでいたりとかしていた」 ■近隣住民 「奥さんが外で子どもと一緒に遊んでいるのはよく見た。私の印象は良かったですね。そんな感じに見えないですね」 教育委員会によりますと、児童が「嫌なことがあった」と担任に相談したことをきっかけに児童相談所が保護。事件が発覚しました。 学校側はこれまで虐待を疑うことはなかったといいます。 捜査関係者によりますと、両親には育児に関するトラブルがあったとみられます。いずれも容疑を認めていて、警察は日常的に虐待が行われていた可能性もあるとみて捜査しています。