ドイツ・ブランデンブルクで州議会選 極右政党AfDが再び躍進
ドイツのブランデンブルク州で22日、州議会選挙の投開票があり、極右のポピュリズム政党「AfD=ドイツのための選択肢」が、再び大きく支持を伸ばしました。 ドイツ・ベルリン近郊のブランデンブルク州で22日に行われた州議会選挙では、ショルツ首相が率いる中道左派「SPD=ドイツ社会民主党」が、第一党をからくも死守する見通しとなりました。 選挙前の世論調査ではもっとも支持の高かったAfDは伸び悩み、わずかな差で第2党にとどまっていますが、前回の選挙から比例区で6%程度伸ばす見込みです。 AfDは、移民の排斥やウクライナへの武器供与の停止などを訴える右派政党で、ドイツの情報機関は「極右」団体に指定しています。 今月1日に行われたチューリンゲン州の選挙では第一党となっていて、躍進傾向が続いていることに危機感が広がっています。