ニセの警視庁捜査2課、佐賀県警捜査2課「特殊詐欺に関与、逮捕しないが捜査に協力を…」信じた30代男性が510万円詐取被害
7日、札幌市中央区に住む30代男性が警察官や検察官をかたる男らから「特殊詐欺に関与している疑いがある」などと電話を受け、男らに現金510万円をだましとられました。警察は詐欺事件として捜査しています。 7日午後1時すぎ、札幌市中央区に住む30代男性の携帯電話に、警視庁捜査2課を名乗る男から「佐賀県警で逮捕した特殊詐欺の一員として関与している疑いがある」などと言われました。 そして午後2時ごろ、今度は佐賀県警本部の捜査2課を名乗る男から「被害者名義の電子決済サービスが、特殊詐欺グループに使用されているが、心あたりはあるか」と聞かれました。 その際、男性は「逃亡のおそれはないため、逮捕はしないが捜査に協力するように」と言われ、LINEのビデオ通話に促されると、検察官を名乗る男が「あなたの口座が特殊詐欺に関与している疑いがある」などと説明し、送金を指示したということです。 話しを信じた男性は、特殊詐欺に身に覚えはなかったものの、指示通り510万円を振り込んでしまったということです。 男性は家族に相談し、被害に気づき警察に届け出ました。 警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。
北海道放送(株)