年内で活動休止の和楽器バンド、心境を語る「アベンジャーズみたいな感じ」
今年いっぱいの活動をもって、無期限活動休止を発表している和楽器バンド。9月17日、メンバーの鈴華ゆう子、蜷川べに、町屋の3人がラジオ番組『intense!』(FM大阪)にゲスト出演し、現在の心境を語った。 【動画】ベストアルバムのダイジェスト映像 洋楽器と和楽器、そして詩吟を融合させた編成でパフォーマンスをおこなう和楽器バンド。今年1月には、オフィシャルサイト上にて12月31日をもって無期限活動休止に入ることを発表した。 同番組には、ボーカルの鈴華、津軽三味線の蜷川、ギター/ボーカルの町屋がゲストとして出演。蜷川は今年4月に開催されたファンクラブイベントを話題にし、「10年間の活動のなかでもこの1年間は思い入れが全然違って、お客さんひとりひとりの喜んでる顔が焼き付いて頭にしっかり残ってます。今まで自分は、こういうステージにいろんな人たちの力があって立たせてもらってたんだなって」と深い感謝を述べていた。 そんななか、10月9日にベストアルバム『ALL TIME BEST ALBUM THANKS~八奏ノ音~』をリリースする和楽器バンド。 和楽器バンドのほぼすべての楽曲の編曲やサウンドプロデュースも担当している町屋は、「デビューしてから10年間の活動を締めくくるようなベストアルバム。昔の曲の再録もあるんで『前のバージョンが好きだった!』とがっかりさせないように、10年間積み重ねてきたものがきちんと形になるように計算しながら作りました」と力強く語った。 また、鈴華も「現状維持のままいけたらどれだけ楽かって気持ちはあるなかで、あえての活動を一回止めるということは私たちにとっても未知だし、不安でもあるんです。そこをあえて踏み出すというところで、多分気持ちはファンのみなさんも私たちも同じだと思って曲を書き下ろしました」とコメント。 さらに、DJの三浦茉莉から「メンバー8人がそれぞれの活動に入っていくということですか?」と聞かれると、「そうですね、アベンジャーズみたいな感じと思ってもらえれば」と前向きな様子を見せていた。 アルバムの発売に先駆け、9月17日より各種音楽配信サービスにて『六兆年と一夜物語(ReーRecording)』『千本桜(ReーRecording)』の先行配信がスタートしている。