世界初「ミスAI」コンテスト開催、ルックス・技術力・注目度を審査
人工知能(AI)が生成したモデルやインフルエンサーたちが「ミスAI」の称号をかけて競い合う、世界初のAI美人コンテストが開催された。 【画像】審査員のうち3名はAIで生成されたインフルエンサー AIによって生成された出場者は、そのルックスや身のこなしだけでなく、彼女たちを生み出した技術力も審査され、ネット上での注目度も評価の対象となる。 「AIクリエイターの社会的影響力は、支持するファンの数、観客数の伸びおよびインスタグラムといったプラットフォームの利用状況に基づいて評価されます」と World AI Creator Awards(WAICA)のウェブページには書かれている。ミスAIは、同プログラム初のコンテストで、今後もファッション、多様性およびAI生成された男性に焦点を当てたコンテストも行われる予定だ。バーチャルモデル(アダルトコンテンツを提供するものもある)をホストするサブスクリプション型プラットフォームのFanvueがプログラムパートナーだ。 「私たちはWAICAをAIクリエイター界のオスカーにするというビジョンを共有しています」とFanvueの共同創始者であるウィル・モナネージが声明で述べている。 ミスAI(正確にいうとミスAIを作ったクリエイター)は、賞金5000ドル(約77万円)、Fanvueのプラットフォームでのプロモーションおよび5000ドル相当以上のPR支援を手にする。2位と3位にも賞品が贈られる。優勝者の発表は5月10日に行なわれ、オンライン授賞式は5月下旬に予定されている。 AIインフルエンサーが注目を集めて報酬を得る中、コンテストへの応募は4月14日からオンラインで受付が開始された。AIインフルエンサーのアルバ・レナイは、リアリティショーのスペイン版『Survivor』で週に1度のスペシャルコーナーを受け持つことが最近発表されている。 ミスAIの審査員4名のうちの1人であるアイタナ・ロペスはAI生成によるスペイン人モデル兼インフルエンサーであり、ブランドとの契約で月間1万1000ドル以上を稼ぐ。ロペスは、インスタグラムで30万人以上のフォロワーを持ち、その多くがロペスに愛情を込めたコメントを寄せる。