頭部切断事件・田村瑠奈被告(30)は自分の頬に切り込みを入れ…“あちらの世界”の恋人・ジェフの存在と“禍神さまの修行”
母・浩子被告が見ていた「妄想上の恋人」
これまでの公判では、瑠奈被告が“ジェフ・ザ・キラー”という妄想上の恋人と会話していたことも明かされてきた。母親は、“あちらの世界”という表現を使いながら、娘の恋人について語る。 「私は実際のジェフさんのキャラを把握していませんが、ナイフ使いが得意な方という認識です。『ピンチのとき、あちらの世界で助けに来てくれるんだ』と、毎日ジェフさんの話題が出てきました」 妄想上の恋人といえど、瑠奈被告にとって、ジェフはヒーロー的な存在だったようだ。ジェフとの関係に悩んで涙することもあった。 「『あんなにひどい目にあっているのに助けてくれなかった。どこにいるんだろう。もう私のことが好きじゃないんじゃないか』と1日中、大泣きすることもありました。 娘にとっては、“あちらの世界”も現実なんだということがわかっていきました。最初の頃、『あちらの世界』と言ったらいいのに、うっかり『夢』と言って(娘に)激怒されたことがありました。言葉遣いひとつで興奮させたくないので、気をつけるようにしていました」
ジェフの顔には傷があったらしい。時に瑠奈被告は、「ジェフと同じ顔になりたい」と言い出して、自分の顔を傷つけたという。 「(娘が)どこを切っても悲しい思いでいっぱいになりますが、『あなたの体じゃないのになんで泣くの』と言われて、翌日傷が増えている。頬を切ったときはものすごいショックで泣いてしまいましたが、さらに何筋か切り込みが入って、止めることができなかったです。 口出しはできない感じでした。調子が良さそうなときに『ジェフさんは今のままのあなたが好きなんじゃないかな』と伝えたことがありますが、真正面からやめろとは言わなかったです」 常軌を逸した言動を繰り返す娘に対して、両親はほとんど何もできずにいた。その延長に、凄惨な事件が起きたのだろうか──。
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