300万円争奪トーナメント決勝戦は、トミー矢野（左）と中村京一郎（右）が激突。ともに計量パスした

　5月17日（金）にABEMA格闘ドキュメンタリー番組『格闘代理戦争-THE MAX-』で行われるトーナメント決勝戦の前日計量が、16日、都内にて行われた。 『格闘代理戦争』は、格闘技界の次世代スターを誕生させるべく企画された番組で、4年ぶりに復活。格闘技界のトップ選手が監督を務め、それぞれの推薦選手がトーナメントで対戦して優勝賞金300万円を競い合い、知名度を上げるのが狙いだ。 　すでに準決勝まで行われ、決勝に進出したトミー矢野（イゴール・タナベ推薦）が65.35kg、対する中村京一郎（岡見勇信＆中村倫也推薦）は65.45kgでともに計量パスし、マッスルポーズを決めた（※フェザー級65.7kg契約）。なお、出場選手全員が計量をパスした。 【フォト】優勝賞金300万争うトミー矢野、中村の鍛えたボディ 　計量を終えたトミーは、「明日、決勝戦なのでいいパフォーマンスを出したいと思っています」とコメント。トミーを推薦したイゴール・タナベ監督は、「決勝は、1・2回戦と変わらずにいい試合をしてほしいです」と期待をかけた。 　対する中村は、「仕上がりがよくて楽しみです」と笑顔を見せ、好調をアピールした。 　トミーはトーナメント1回戦で向坂準之助をパウンド攻撃でTKO勝利。準決勝は中谷優我からヒザ十字固めで一本勝ちし、ここまでフィニッシュ率は100％だ。中村はトーナメント1回戦でミスターホンデをKOで下し、準決勝はギレルメ・ナカガワからパウンド攻撃でTKO勝ちを収め、こちらもフィニッシュ率は100％。決勝は極めのトミーか、打撃の中村という対決になりそうだ。 　2人とも短いスパンでの試合になるが、中村は「ダメージはとくになく、逆に3カ月で3試合することはなかなかないと思うので、いい経験になっています。新しい扉が開いていることを感じています」と力になっているという。 　トミーは「自分もダメージがなくて、満足のいく内容の練習ができているので試合が楽しみです」といい、タイで打撃の特訓をしてきたことも明かした。 　最後に意気込みを聞かれると中村は「僕の試合は外れがないと思っています。会場に来た人は分かっていると思いますが、1回戦、2回戦も面白くなったはず。どんな試合になるか、当日のお楽しみに」とニヤリ。 　トミーは「自分はグラップラーなので、テイクダウンしてKOか一本勝ちをしたいと思います」と完全決着を宣言した。 　はたして優勝賞金300万円は、どちらの手に入るのか。KOか一本で勝負が決まる決勝戦になりそうだ。 ＜全計量結果＞ 【オープニングマッチ】 ▼第1試合 67.0kg契約 雄貴（皇治推薦）→66.85kg vs 中村悠磨（大沢ケンジ推薦）→66.70kg ▼第2試合 63.0kg契約　 ガブリエル・クサノ（皇治推薦）→62.65kg vs 脇田 仁（芦澤竜誠推薦）→62.95kg 【スペシャルマッチ】 ▼第1試合 63.5kg契約 向坂準之輔（ブラックローズ軍団推薦）→63.20kg vs 笹崎健司（桜井マッハ速人推薦）→63.40kg ▼第2試合 フェザー級65.7kg契約 佐藤藏ノ介（金原正徳推薦）→65.40kg vs ギレルメ・ナカガワ（ホベルト・サトシ・ソウザ推薦）→65.65kg ▼第3試合 ライト級71.0kg契約 中谷優我（青木真也推薦）→70.75kg vs 中川 海（桜井マッハ速人推薦）→70.60kg ▼第4試合 62.5kg契約（プロルール5分×3R） 秋元強真（朝倉未来推薦）→62.40kg vs アラン“ヒロ”ヤマニハ（ホベルト・サトシ・ソウザ推薦）→62.35kg 【トーナメント決勝戦】 ▼フェザー級65.7kg契約 トミー矢野（イゴール・タナベ推薦）→65.35kg vs 中村京一郎（岡見勇信＆中村倫也推薦）→65.45kg