【大学選手権】青学大、ドラフト候補佐々木泰「少し崩された」技ありホームランで7回コールド
<全日本大学野球選手権:青学大8-1福井工大>◇11日◇2回戦◇神宮 連覇を狙う青学大(東都)が、福井工大(北陸大学)を2本塁打を含む10安打8得点の7回コールドで破り、好発進した。 今秋ドラフト候補に挙がる佐々木泰内野手(4年=県岐阜商)が勝負強さを発揮した。4-1で迎えた7回、2点を加えなおも2死一塁から「変化球で少し崩されたが、うまくバットに乗せられた」と内角低めのカーブを捉え、レフトスタンドへ運び、コールドを決めた。 今春、リーグ戦ではなかなか結果が出ず1割7分8厘と、苦しい試合が続いた。「結果が出ない中で、自分が先頭に立つのは正直、難しいところはあったんですが、ここで自分が折れてしまったらチームのためにならない。自分に言い聞かせながら、リーグ戦中は過ごしました」。 どんなときも下を向かず、堂々と。チームの先頭に立ってきた。リーグ戦の最終戦では、優勝を決める決勝本塁打を放ち、これで2戦連続本塁打に。「調子よりも、試合に勝ちたい、優勝したい気持ちが強い。それが結果に出た」と、チームを率いる主将の責任感を示した。 連覇へ好発進だ。「1戦必勝で目の前の試合を戦い、最終的に頂点に立てれば良いと思う。そのための万全の準備をしたい」。心は熱く、頭は冷静に。優勝に導く覚悟はできている。