坂本龍一、最後のピアノ・ソロ・コンサート作品『Opus』が配信開始 収録曲「Aqua」の映像公開も
2023年3月28日に他界した坂本龍一が、この世を去る前に遺した最後のピアノ・ソロ・コンサート作品『Opus』が、8月9日(金)に配信リリースされ、同日20:00より、「Aqua」の映像が坂本龍一YouTubeチャンネルでプレミア公開されることが発表。あわせて、パッケージ商品(CD、アナログ、DVD、Blu-ray)が12月11日(水)に発売されることも決定しました。 本作は、全国公開中の映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』の音源作品。名曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」、坂本の最後のアルバム『12』からの曲、そして初めてピアノ・ソロで演奏されたYMO時代の「Tong Poo」まで、自身が選曲した20曲を聴くことができます。映画はヴェネチア国際映画祭、ニューヨーク映画祭、東京国際映画祭に出品され、韓国では公開10日で4万人を動員するなど世界で大きな話題となりました。 『Opus』は、坂本が生涯の最後に遺すべき曲として選んだ楽曲を収めたもの。坂本が全面的に信頼を寄せたクルーとして、監督の空音央、撮影のビル・キルスタイン、録音のZAK、編集の川上拓也、照明の吉本有輝子らが参加しています。 あわせて、『Opus』の特設サイトも開設され、自伝『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』の聞き手であった鈴木正文による「Opusに寄せて」が公開。RITTOR BASEディレクターの國崎晋による全曲解説も公開されており、音源と合わせて是非チェックして頂きたいところです。 なお、『Opus』のCD、アナログ、DVD、Blu-rayは予約受付中。アナログ豪華盤は10月ごろ予約をスタートする予定とのことです。 Photo by Neo Sora (C)2022 KAB Inc.