健康長寿を世界に発信 全国協議会に参加、万博でPR 福島県田村市
福島県田村市は関西圏の自治体などと連携し、健康づくりや長寿をキーワードにした地域おこし、観光振興に乗り出す。全国の10自治体でつくる「健康・美・長寿推進協議会」に県内から唯一参加する。第1弾として、来年の大阪・関西万博で各地域の魅力や特産品をPRする。9日に都内で発足記者会見を開く。 大阪観光局の「日本の観光ショーケース事業」の一つで、大阪府をはじめ京都、長野、広島、大分などの10自治体でつくる。世界的に知られる大阪を窓口に、特にインバウンド(訪日客)ら国内外の観光客に協議会の加盟自治体の魅力を伝え、地元への誘客や活性化、移住定住の促進などにつなげる。 田村市は、「スーパーフード」として知られるエゴマの特産地で、「たむらのエゴマ油」は地理的表示(GI)保護制度への登録を果たしている。万博を盛り上げるために企画された「万博弁当」の食材の一つにも選ばれるなど注目されており、協議会への加盟につながった。
発足記者会見には田村市の白石高司市長はじめ加盟自治体の各首長、大阪観光局の溝畑宏理事長らが出席する。万博の公式キャラクター「ミャクミャク」も参加する予定。