スーパーフォーミュラ2024 Rd.5プレビュー 悔しい思いをしながらも“1勝目”を狙う者たち
今年はSUPER GTでもチームを移籍し、新たな環境のなかでいち早く結果を出したいと意気込んでいるが、SUPER GTでも第3戦鈴鹿で優勝間近というところでアンセーフリリースのペナルティを取られて2位に後退。参戦するトップ2カテゴリーでは相次いで勝てそうで勝てないレースが続いている。
それでも、トップ争いをするパフォーマンスを前回見せていたことを考えると、今回も上位に来る可能性は十分にありそう。先週のインタープロトシリーズでは、力強い走りで2連勝を飾っており、この勢いでもてぎ戦でもトップを狙う。
この他にも、ここまで結果を残せず悔しい思いをしているドライバーもいれば、上位に食い込めず悩んでいるドライバーもいるなど様々。もてぎはストップ&ゴーというレイアウトの特性上、かなり接近した戦いになるだろう。今回も予選・決勝ともに見逃せないバトルが展開されそうだ。
今回も夏休み期間中ということで多くのファンの来場が予想されるが、モビリティリゾートもてぎはシーズン一番の暑さになることで有名。加えて、もてぎは盆地にサーキットがあるので、暑さがさらに厳しくなる。また、もてぎのパドックは日陰になる場所がすくないため、現地観戦を予定している方は、今まで以上に熱中症対策を徹底していただければと思う。
それだけでなく、夏のもてぎは“雷雨”にも注意が必要。過去にはマシンの走行ができなくなるほどのゲリラ豪雨に見舞われたことがあるほか、パドック内の避雷針に落雷があったこともある。今週末も雨の予報が出ているため、ゲリラ豪雨にも注意しておくと良いかもしれない。
いずれにしても、今回も無事にレースが終わり、見応えあるバトルを期待したい。
文:吉田 知弘
吉田 知弘