能登半島地震発生から124時間後 記者が見た奇跡の救出劇 津波と液状化の傷跡は色濃く…
1軒の住宅には津波で押し流された車が突っ込んでいました。 (家の住人) 「この車が流されてきたので(津波が)筒抜けにならなかった。他の家はみんな波で全部筒抜けになっていると思いますけど、津波で」 (中央大学 有川太郎教授) 「津波の高さは約4.5メートル。車や自動販売機が流されているので、相当な勢いの大きな津波が来たと思います」 続いて向かった宝立町鵜飼地区の海沿いには防潮堤がなく、津波が直撃して跡形もなくなってしまった住宅や地上に押し上げられたマンホールも。 (中央大学 有川太郎教授) 「マンホールとかも浮いているので液状化(現象)があったのではないか。海底の中で地滑りが起こって津波が起こるということも考えられる。(南海トラフ地震で)海底地滑りが、もしあるとすると陸地に近い所で(地震が)起こる可能性もある 。そういった危険性があるのかないのかを調べたい」 そして、地震発生から1週間が経った1月8日、七尾市内にある避難所となった小学校では、海上自衛隊が約10トンの水を運んでボイラーで湯を沸かし、一度に6人が入浴できる浴槽を用意していました。 (風呂に入る人) 「正月の(午後)4時に地震があったから、それ以来だね。こんなに早く風呂に入れるとは思わなかった」 入浴は1週間ぶりという避難者がほとんど。 この日も降りしきる雪、被災地では寒さとの闘いも続いています。
CBCテレビ
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