荒井良二さんの世界に浸ろう 7日から福島県いわき市立美術館 絵画や絵本原画、イラストレーション…300点展示
世界的に高い評価を受けるアーティスト荒井良二さんの世界を紹介する企画展「new born荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」は9月7日から10月20日まで、福島県いわき市立美術館で開かれる。絵画や絵本原画、イラストレーションなど約300点を展示する。 同美術館、福島民報社などの主催。荒井さんは山形県生まれ。活動は絵本や絵画、音楽、舞台芸術など多彩なジャンルに及び、2005(平成17)年に日本人で初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した。今回は絵画のほか、新作となるインスタレーションや愛蔵の小物なども展示する。9月7日午後2時からロビーで荒井さんによるオープニング・ペインティングの公開制作がある。 9月14日午後2時からはワークショップ「荒井良二と物語を汲み出す人」を催す。荒井さんと一緒に物語をつくるプログラムで、新作インスタレーション「new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲みだす」をモチーフに、参加者全員で物語を編む。定員20人。中学生以上を対象に9月5日まで申し込みを受け付けている。参加は無料だが展覧会チケットが必要。ホームページで詳細を確認した上で、WEBフォームから申し込む。
開館は午前9時30分から午後5時(入場は午後4時30分)まで。問い合わせは同美術館へ。 (いわき版)