被災地復興支援にマルシェ 高岡・瑞龍寺参道で31日、おわら流しも
富山県高岡市関本町の国宝瑞龍寺を核にしたまちづくりに取り組むグループ「瑞龍寺夢参道まち衆会」が31日、参道周辺で「八丁道おわら流し&マルシェ」を初めて開く。にぎわいづくりを目指すとともに、能登半島地震からの復興を支援しようと企画。6月からも偶数月の第1日曜にマルシェを続ける。 瑞龍寺夢参道まち衆会は2000年に発足し、高岡市内の事業者20人ほどでつくる。高岡駅から新高岡駅につながる市道に石灯籠を設置するなどの活動に取り組んできた。 マルシェの構想は、19年からあったもののコロナ禍の影響で実現できていなかった。能登半島地震を受け、復興支援のためにも開催することを決めた。 参道の八丁道沿いにある「まちの駅たかおか龍の門」の駐車場に、手作りの手芸品を中心に10店が出店する。上市と高岡に教室がある「風の会」がおわら踊りを披露。県内の音楽グループ5組がライブを繰り広げる。会場に募金箱を置き、高岡市内で被害が大きかった地域への義援金を募る。
1年を通して定期的にマルシェを行う。まち衆会の伏江努会長は「手作り品を持ち寄って人が集まる場所にしたい」と話す。 時間は午前10時~午後4時。今回の出店者を25日まで募集し、次回以降の出店者も募っている。登録料は1回500円。問い合わせは龍の門、電話090(2129)9030。