「読解をミスった時点で“戦”に負ける」ホスト指導者“軍神”こと心湊一希が、小3国語ドリルを推す理由
なぜ小3の国語ドリルなのか?
軍神:『認識』『疑問視』『読解』これは仕事でも人間関係でもすべての場面に当てはまります。失敗を修正するときもこのステップ。『認識』までは、みんなあたり前にする、でもそこから疑問視して、なぜそうなったのかを読解するところまでしないと人は成長しない。だから売れないホストには国語ドリルで読解を勉強させているんです。 ――国語ドリルである必要性は? 軍神:国語ドリルは感情や心象だけでなくて、風景から状況を読み解くといった幅広い訓練ができるんですよ。たとえば「学校のグラウンドがオレンジに染まっている。さて、これは何時頃でしょう」みたいな問題もあったりするので。人の感情以外の部分からも考える力をつけてくれるのが国語ドリルなんです。 ――ちなみにドリルが小学3年生用なのはなぜですか? 軍神:社会人になってから小学3年生の国語ドリルをやってみると、3分の1の人が解けないらしいんですよ。なのでホストたちには、レベルを測るためにまずは小学校3年生からやらせています。 女子SPA!の読者の方であれば小学5年生あたりからやるといいと思います。「小学生レベルかよ!」と思うでしょうけど、意外とミスりますよ(笑)。自分は国語や読解は昔から強いほうなんですけど不正解ありましたからね。「え? コレどこのこと言ってんの?」って。問題文の読解をミスったりして。 ――軍神もミスるんですね。 軍神:ミスりますよ! 決して頭が良い人間ではないので。むしろ頭が悪いから日々勉強してます。毎日ミスりそうで怖いから学習が必要なんです。
YouTubeの軸は「エンタメ×ドキュメンタリー×教育」
――軍神が大活躍しているメディアにYouTubeの『エルコレ~歌舞伎超TV~』がありますが、サブチャンネルの『裏・歌舞伎超TV』もスタートしてどちらも盛況。今後の展開や方向性は? 軍神:これまで『Lillion』をメインの舞台としてキャストや店舗の成長を追いかけてきましたが、『Lillion』というものがある程度、出来上がってきたのでそろそろ次のシーズンへ行く時期かなとは思っています。新たなキャラクターもどんどん登場させていきたいですね。 ――『愛のハイエナ』でもホームとなっている『Lillion』ですが、2号店も準備中とのこと。開店はいつ頃でしょう? 軍神:8月オープン予定です。『Lillion』は「ホスト養成所」をコンセプトに教育に特化した店作りをしていましたが、2号店のコンセプトは「養成所×エンタメ」。教育と同時により一層メディアにも力を入れています。 自己啓発本の要約チャンネルや教育系のYouTubeってあるじゃないですか。その教育要素とドキュメントバラエティのミックスが『歌舞伎超TV』。エンタメ性があって面白い、尚且つ勉強にもなる。「エンタメ×ドキュメンタリー×教育」この軸は今後もブラさずにいきます。新店舗も加わってさらに盛り上がっていくので、楽しみにしていてください! <取材・文/ささきみどり 撮影/瑞姫> 【ささきみどり】 ライター、インタビュアー。建築会社勤務後、出版社、編集プロダクションを経てフリーに。女性誌、ライフスタイルを中心に執筆。趣味は温冷浴とスクラッチキャットのぬい撮り。ぬいぐるみをさも生きている風に撮ることに命がけ。 Instagram:@midori6497
女子SPA!