北海道・雨竜川で氾濫発生 安全確保し命を守る行動を 旭川市江丹別では観測史上最大の降水量
STVニュース北海道
前線を伴った低気圧が北海道内を通過した影響で、道北を中心に23日夜から大雨が続いていて、増水した雨竜川では氾濫発生情報が発表されていて、ただちに避難をしてください。 (林記者)「旭川市内の道路は冠水しています」 道路を埋め尽くすほどに広がる水たまり。 大型トラックはスピードを落として慎重に走っています。 通行する車は人の目線ほどの高さの水しぶきを上げて走行しています。 旭川市の江丹別では、午前11時までの24時間で206ミリと観測史上最大の降水量を記録しました。 旭川市内を流れる石狩川の映像です。 川の水位はみるみるうちに上がっていき… わずか3時間ほどで、歩道を飲み込むほどに水位が上がっていることが分かります。 川のようになった道路に打ち付ける強い雨。 一時、土砂災害警戒情報が発表された道北の小平町では、町内の3か所に避難所を設置しました。 町によりますと、今回の雨による被害は出ていないということです。 前線を伴った低気圧が道内を通過した影響で、道北を中心に23日夜から大雨が続きました。 雨竜町などを流れる雨竜川は増水していて、氾濫発生情報が発表されています。 すでに河川が氾濫しています。 ただちに避難をするなど、命を守る行動をとってください。 午前9時ごろまでで道北の雨のピークは過ぎましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいるところもあるため、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。 また、午後からは道東を中心に雨足が強まるところもあり、大雨などに注意が必要です。