ソフトバンク、西武・武内夏暉に歯が立たず…小久保監督「ホークスがドラ1指名したぐらいですから」
西武4―0ソフトバンク(4日)――西武が零封勝ち。三回に外崎の適時打で先制し、逃げ切った。先発の武内夏暉(国学院大)は8回4安打無失点で5勝目。ソフトバンクは連勝が4で止まった。 【写真】8回2死2塁、空振り三振に倒れた周東
「歯が立たない」といった結果だった。ソフトバンク打線は西武の新人、武内を相手に八回までわずか4安打に封じ込められ、まともなチャンスを作れずに敗戦。50勝一番乗りはお預けとなった。
5月の2度の対戦でもともに4安打に抑え込まれていた左腕に、また屈した。八回二死、広瀬が放った右翼線へのフライが落ちて二塁打となり、初めて得点圏に走者を進めた。しかし、続く周東は厳しいコースを攻められ、外角高めのスライダーを振らされて三振。悔しそうな表情を見せた。
25試合連続で出塁を続けてきた近藤も2三振を喫し、出塁なし。武内について「制球力がよかった。打てる球をしっかりとらえることが大事だが、なかなかそうもいかない」と脱帽した。
武内のような左の好投手を相手にした打線の低迷はチームの課題だ。この試合の前までで、対右投手の打率が2割7分9厘であるのに対し、左投手は2割3分5厘にとどまっている。
「ホークスがドラフト1位指名したぐらいですからね。すごい投手ですよ」。小久保監督は過去の試合で、北九州市出身の武内を攻略できずにこう語っていたが、このままやられ続けるわけにはいかない。対策が必要だ。(渡辺直樹)
ソフトバンク・小久保監督「(西武の武内について)味方のエラーの後も崩れない。今年のルーキーの中では断トツじゃないですか」