肩を痛めていたソフトバンク24歳左腕、今季初めて打者と対戦 昨季45試合登板、ライブBPで30球「思ったより良かった」
ソフトバンクの田浦文丸投手(24)が1日、福岡県筑後市のファーム施設でライブBPに登板した。昨秋から左肩のコンディション不良でマウンドから遠ざかっていた。今季初めて打者と対戦し、30球を投げて安打性の当たりは1本だった。「投げられたことは良かったし、思ったより(内容も)良かった」と手応えを口にした。 ■ドタバタ激走!余裕のはずがヒヤヒヤ山川決勝ホーム【動画】 ドラフト7位ルーキーの藤田悠太郎捕手(18)=福岡大大濠高=や、育成ドラフト3位新人の佐倉俠史朗内野手(18)=福岡・九州国際大付高=ら若手選手5人と対戦。真っすぐ、縦と横のスライダー、チェンジアップを投じ、安打性は藤田悠に許した1本だけだった。「球速も140くらい出ていたし、左肩への不安もなかった。明日の反応も見ていければいい」と語った。 昨季は中継ぎとして自己最多の45試合に登板。しかし、昨秋のメディカルチェックで左肩の腱板(けんばん)損傷が分かり、リハビリ組となった。春季キャンプではC組(筑後)スタート。途中からB組に入ったが、痛みがあってリハビリ組に戻って汗を流していた。「焦りはあったけど、きちんと治さないといけないと思った」と振り返る。 森山良二リハビリ担当コーチは「ブルペンでは本人も納得いかない球がずっと続いて、出力も上がらなかった。もうちょっとブルペンで放らせて準備ができてから打者と対戦させようと思ったけど、打者に投げた方が変わるかなと思って投げさせたら、全然球が違った。ブルペンで130キロ台だったのが140キロ台。すごく良かった。一歩前進というか二歩前進という感じ」とうなずいた。 (浜口妙華)
西日本新聞社