不法侵入やハイジャック想定 対馬空港で訓練 長崎県や対馬南署など
長崎県対馬市美津島町の対馬空港で13日、不法侵入やハイジャックに備える訓練があり、県や対馬南署などの関係者が緊急時の連携や対応を確認した。 毎年実施しており、今回は35人が参加した。不法侵入は、男がフェンスを乗り越えて制限区域内に入り込み、駐機場をうろついているとの設定。県の車両は男が滑走路に入らないよう監視し、通報で駆けつけた署員が男を取り押さえた。 ハイジャックの想定は、出発間際の長崎行き航空機を男が乗っ取り、乗客を人質にし逃走車を要求するケース。航空機に見立てた車から男が逃走車両に乗り移るため外へ出たところを、署員が確保した。 県対馬空港管理事務所の末永秀人所長は、通報や関係機関への連絡について「タイムラグを縮めていくことが反省点」と振り返り「適切な対応ができなければ空港の信用、信頼をなくす。的確に連絡を取っていくことが大事だ」と話した。