【競輪】小林泰正が地元の前橋記念でG3初制覇 「ラインのおかげで勝つことができた」
「三山王冠争奪戦・G3」(4日、前橋) 小林泰正(29)=群馬・113期・S1=が真杉匠の突っ張り先行に乗って最終2角から番手まくり敢行で1着。初のG3優勝を4連勝の完全Vで達成した。地元の前橋バンクでも初優勝。2着は直線で伸びた佐藤慎太郎(福島)、3着には平原康多(埼玉)が入った。 小林が悲願の地元優勝をG3の舞台で達成した。レースは準決12Rと同様にマークした真杉が前受けから突っ張り先行。4番手をキープした森田のカマシを合わせる強気の走りを披露すると、小林も気持ちに応えて最終2角から番手まくりを放ち、記念初優勝をゲットした。 「声援が大きくて緊張したけど、ラインのおかげで勝つことができました。たた、反応が遅れて3番手の佐々木(悠葵)を連れていくことができなかったことが残念」と地元ワンツーを決められなかったことを悔やんだ。 今年は5月のG1・日本選手権(平)で決勝進出するなど着実にランクアップをしている。「昨年8月のオールスター(西武園)で真杉匠が優勝してもう一度自力で頑張ろうと思った。一緒に練習をすることもあるし、これからは自分が逃げて勝負できる選手になって、真杉の前を回っていける選手になりたい」と気合を入れる。次走はG1・高松宮記念杯(11~16日・岸和田)。今度は真杉の前で奮闘する姿も見てみたい。