大阪泉南・強風で倒れた電柱9本撤去作業「車を通せるようにしたい」
大阪泉南・強風で倒れた電柱9本撤去作業「車が通れるように」
4日午後に近畿を直撃した台風21号の影響で、大阪府泉南市のJR新家駅近くの道路では、数百メートルにわたって電柱9本が倒壊した。周囲では停電も起こり、道路をふさいでいたが、6日午後には懸命な撤去作業が行われていた。 【中継録画】南海・尾崎駅が全焼で閉鎖中 地元住民ら「早い復旧を」
倒壊した電柱周辺の施設は停電で休業中
現場となったのは、JR阪和線の新家駅から約200メートルほどの道路。4日午後の台風21号による強風で、電柱9本が倒れ道をふさいでいた。また周囲では停電も起きており、近所のコンビニエンスストアやガソリンスタンド、スーパーマーケットや銀行ATMなども「停電のため休業」などのはり紙があり、周囲は静まりかえっていた。 また、周辺の信号機も停電のため稼動しておらず、警察官が交通整理にあたってはいるが、夕方になると渋滞も起き、住宅街の狭い道も車が行き交い、進まない状況もみられた。 電柱の倒壊現場では、懸命の復旧作業が行われていた。関係者は「きょうは、取りあえずは車を通せるようにして、仮の電柱も設置していきます」と話していた。 現場で警備をしていた男性は「近所のみなさんから『いつ復旧しますか』という質問が多くて。しかし、作業員のみなさんがいま、一生懸命復旧作業をしてくれています」と話していた。
大阪府が約15万5千軒が未だに停電中(6日午後5時現在)
関西電力によると、6日午後5時現在、近畿地方では23万4000軒が停電しているという。大阪府が約15万5千軒、京都府が約2万5千軒、兵庫県が約 1万軒、奈良県が約4000軒、滋賀県が約3000軒、和歌山県が約3万7千軒となっている。