北村匠海、長谷川博己は「実はチャーミングで心配性」 川口春奈は流行語大賞狙いを宣言
TBS春ドラマ合同記者会見「TBS DRAMA COLLECTION 2024 SPRING」が4月6日、赤坂BLITZスタジオで行われ、日曜劇場『アンチヒーロー』より長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、林泰文、火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』より生見愛瑠、瀬戸康史、神尾楓珠、宮世琉弥、金曜ドラマ『9ボーダー』より川口春奈、木南晴夏、畑芽育、松下洸平、井之脇海、木戸大聖が登壇した。 【写真】ボーダー服がかわいらしい松下洸平ら豪華キャストが集結の会見ショット(全48枚) 約1500人の観客から大きな声援を浴び、ブルーカーペットを歩いて入場したキャスト陣。長谷川は「こんな華やかなところに久しぶりに出ることになって、アウェイ感が……まるで芸能人になったみたい」と謙虚に挨拶し、プライベートで長谷川と親交があるという瀬戸は「ここで会えたことが嬉しい」と、ドラマの垣根を超えたクロストークを繰り広げた。 ●『くるり~誰が私と恋をした?~』 華やかなドレスとスーツに身を包んだ『くるり』チーム。本作でGP帯連ドラ単独初主演の生見は「本当に嬉しいです」と笑顔を見せ、瀬戸も「連日出ずっぱりなのでかなり疲れてるとは思うけど、そんな姿は一切見せずに元気を振りまいてくれる」と生見の主演ぶりに太鼓判を押す。 主人公・まことが記憶喪失になったことで動き出す物語は、ミステリー要素もあるラブストーリー。生見が「(キャストから)近くで見られるので肌荒れしないように気をつけようって」と語る一方で、とりわけ謎めいたキャラクターを演じる宮世は「ネタバレしちゃうから、プロデューサーから喋るなって言われてる」と話して笑わせる。 また神尾が、演じるキャラクターについて「同僚から『ブランケット男子』と呼ばれているんです。みんなが優しく包まれる」と語ると、瀬戸が「現場では、僕は『リバーシブル男子だ』って(言ってた)」と暴露。神尾がすぐさま「そこはいいですよ」と照れ笑いするなど、仲の良さをにじませた。 さらに生見は「こないだ誕生日で、ちらっと私が『明太子が好き』って言ったら、瀬戸さんが明太子をプレゼントしてくれたんです」と裏話を。MCのニューヨークから「ほかの2人からは?」と振られた生見が「気持ちだけ、おめでとうって」とほほえむと、神尾は「(高価すぎるものではなく)明太子だったから、まだよかった(笑)」と本音をこぼした。 現場で仲良くなるために、瀬戸は“こじじ”、宮世は“りゅびび”、神尾は“ふーさん”とあだ名を付けたものの、実際に呼び合う機会はあまりないそう。瀬戸が「意外と『こじじ』って呼んでくれるのは神尾くん」と明かすと、神尾は「気に入ってました、こじじ」と楽しげに語っていた。 ●『9ボーダー』 ところどころにボーダーを取り入れたコーデを披露した『9ボーダー』チーム。川口は「ポジティブに見てもらえるようなヒューマンラブストーリー」とドラマを紹介し、「『9ボーダー』で流行語大賞を狙います!」と意気込む。 畑、川口、木南は、三姉妹という役どころ。撮影外でも常にコミュニケーションを取っているといい、「上唇が鼻につくか」という会話で盛り上がっていた、とも。実際に現場に居合わせたという松下は「『僕もやってみようかな』とか言う隙もないくらい、キャッキャキャッキャやってた」と3人の空気感を振り返る。 とにかく仲良しの3姉妹にはグループLINEもあるそうで、「(内容は)あんまり言えないです(笑)」と畑。川口は「一緒にいないときに得た情報をみんなにシェアしたい。ドラマのこと以外です。ゴシップ好きなので。ゴシップガールです!」と宣言し、会場を盛り上げた。 また松下は、初共演の井之脇について「28歳なんですけど、誰よりも大人。ご自宅でお味噌を作ったり、本当に頼れるというか」と語り、井之脇が「お味噌作れるからって頼れるわけじゃない」と返すなど、こちらも和気あいあい。そんな松下の印象を聞かれた川口は「コウタロウはふわっとした役なんですけど、松下さんもふわっとしていて。掴みどころがないというか、何考えてるのかなと興味が湧く存在」と話した。 ここで、4月10日に22歳の誕生日を迎える畑にサプライズでバースデーケーキが登場。「ドラマ現場中に誕生日を迎えて、お祝いしてもらうのが夢だった」という畑は、一味(『舞妓はんひぃ~ひぃ~』)をプレゼントされ、「うわぁー、一味ぃ!! 辛いものが大好きで、一味を現場に持ち歩いてるんです」と、とびきりの笑顔を見せていた。 ●『アンチヒーロー』 黒のシックな衣装を纏った『アンチヒーロー』チーム。主人公・明墨以外は人物名すら明かされておらず、「あまり喋れないんですよ」という長谷川に始まり、「正義とは何かと自問自答する役」(北村匠海)「秘密に迫っていく役」(堀田真由)、「和ませる役」(大島優子)、「ただのおじさんのパラリーガル」(林泰文)、「一生懸命真面目に働いている検察官」(木村佳乃)とそれぞれふんわりと自己紹介。 どこかクールなイメージのある長谷川だが、「実はチャーミングで心配性」と北村。堀田も「カットがかかると本当に柔らかい。この間は、『アンチヒーローの(LINE)スタンプを作りたい』って」と意外な一面を披露し、長谷川は「欲しいですよねぇ」と笑みを浮かべる。さらに北村は「そのときに『先輩だけど、友達だと思ってほしい』という話もいただいて。僕らの肩の力を抜かせてくれる」と、人柄が感じられるエピソードを明かした。 長ゼリフが多い長谷川は「噛みまくりです。セリフがすごく多いので、毎日毎日ぶつぶつ言ってる」と吐露し、北村も「みんなで励まし合いながらやってます」と絆を見せる。そんなメンバーで作り上げる作品について、長谷川は「かなり切り込んだドラマになってると思います。本当にこんなことを日本のテレビドラマでやっていいのか」とアピールした。 なお、ステージには法律事務所で飼っているゴールデンレトリバーのミルが登場する一幕も。堀田は「ミルがNGを出したところを見たことがない。カメラワークを知ってるんじゃないかと思う」と絶賛し、大島も「カメラ目線もできるし、いい感じに見切れることもできる天才犬」と大物ぶりを明かした。 最後は、キャスト全員が再びステージに集結。7年ぶりに日曜劇場で主演を務める長谷川が「今、年下のプロデューサーや監督さんとご一緒させていただいて、現場が以前と違うなと思っていて。これからまたドラマも変わっていくな、というのをひしひしと感じる現場で、毎日充実しています。“日本のドラマも、もっともっとすごくなるぞ”と胸を張れるように頑張っていきたいと思っています」と締めくくった。
nakamura omame