【タイ】トリドール、CPFと提携でタイ市場参入へ
讃岐うどん専門店の「丸亀製麺」などを展開するトリドールホールディングス(HD)は15日、タイの食品最大手チャロン・ポカパン・フーズ(CPF、CPフーズ)と基本合意書を締結したと発表した。トリドールHDが有する外食ブランドのタイ市場での展開に向けた事業提携の議論を始めることを目的とする。 タイで多くの外食ブランドの展開を手がけるCPFの知見やノウハウと、トリドールグループの食の感動体験を構築するノウハウを組み合わせることで、タイ市場における新たな価値を創造する狙い。 トリドールHDは、約30カ国・地域で21ブランドを展開している。店舗数は2024年3月末時点で、日本で1,090店、海外で861店と海外店舗が全体の44.1%を占めた。向こう3年間で海外店舗数を2.3倍の2,000店に増やし、海外比率54.3%と日本の店舗数を逆転する計画を掲げた。 タイでは、11年にタイの不動産開発会社ブティック・グループの子会社であるノドゥ・フーズと丸亀製麺のフランチャイズ(FC)契約を締結。翌12年にタイに丸亀製麺を出店したが、20年にFC契約が終了し、タイ市場を撤退していた。