犬が目で何かを伝えている? 犬の視線を使ったコミュニケーションとは
犬のなかには「見つめる」「目配せする」「目をそらす」などの方法で、視線を使ったコミュニケーションをとるコもいるそうです。 【写真】仲良くこちらを見つめる二頭の犬 では、愛犬が視線を使って何かを伝えようとしているとき、どのように接してあげるとよいのでしょうか? 「犬の視線を使ったコミュニケーション」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に話を聞きました。
犬は視線を使ってコミュニケーションをとることができる
犬は人に視線を使ってコミュニケーションをとることがあります。 たとえば、 ・何かをしてほしいとき ・ごはんやおやつ、おもちゃなど欲しいものがあるとき ・かまってほしい、撫でてほしいとき など、自分の欲求を伝えたいときなどに視線を送ってきます。 おやつの入った缶をチラッと見たり目配せをした後に飼い主の方を見つめるなど、人に分かるように目で訴えてくることもあります。
犬が目をそらして気持ちを伝えてくることもある
犬は視線を合わせない、またはそらすことによって相手に自分の意志を示すこともあります。 たとえば、 ・目の前の相手と関わりたくない ・そっとしておいてほしい ・相手に敵意がないことを示したい ・怒られているときなど、その場から逃げ出したい ・不安や緊張がある などの場面で犬が視線をスッとそらすことがあります。
犬が目で何かを伝えてきているときの対応
普段から愛犬とアイコンタクトができていると、犬が視線を使って何かを伝えようとしていることに気がつきやすくなります。 愛犬が見つめてきたら「何か伝えたいのかな? 」と気持ちに寄り添ったり、優しく微笑んであげるのもよいですね。 おやつやごはんの時間でないときや愛犬の希望に添うことができない場合は「もう少し待ってね」など、何らかの反応を返してあげることで愛犬との信頼関係がより深まることでしょう。
犬と視線を使ってコミュニケーションをとるコツ
人と犬が視線を使ったコミュニケーションでより仲良くなるコツとしては、 ・犬をじっと見つめ過ぎない ・お互いに楽しい気持ちで視線を合わせる ・愛犬が何を伝えたいのかなど犬の気持ちに寄り添う などがあります。 愛犬は飼い主さんにたくさん視線を送っているかもしれません。そのサインに気がついてあげることができたら、愛犬ともっと良い関係を築くことができる可能性があります。参考にしてくださいね。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室