元横綱・鶴竜が師匠の音羽山部屋が大関・霧島も合流し本格始動 「徐々に相撲部屋らしくなってきた」
大相撲で元横綱・鶴竜の音羽山親方が師匠を務める東京・墨田区の音羽山部屋で1日、大関・霧島が合流後初の本格稽古が行われた。陸奥部屋の閉鎖に伴い、先月2日付で霧島らが転籍。ただ春巡業があったため、力士が全員集合しての稽古は初めてとなったという。 昨年末に部屋を創設した音羽山親方は「徐々に相撲部屋らしくなってきたな、という感じじゃないですかね」と述べた。部屋には入門間もない力士が多く、霧島はしばらく出稽古中心の調整になる方向。師匠は「もう少し力士を増やしていきたいと思いますし、早く部屋で(関取含めしっかりと)稽古ができる状態になればいいと思いますね」と気持ちを新たにした。 「音羽山部屋」の新しい看板は、世相を1字で表す「今年の漢字」で知られる京都市の清水寺の森清範貫主(かんす)が揮毫(きごう)した。清水寺の寺院名の前につく山号が「音羽山」という縁があり、知人の尽力もあって実現したという。「いいご縁をいただいて、本当に素晴らしい看板ができました。そういう人たちの思いも背負っていると思うので、応援に応えていきたいなと思います。看板だけでなく部屋としても素晴らしい部屋にしていきたいですね」と意気込んだ。
報知新聞社