万博準備「次の段階に」 BIE幹部、運営面を重視
2025年大阪・関西万博の開幕1年前を13日に控え、博覧会国際事務局(BIE、本部パリ)のケルケンツェス事務局長と日本国際博覧会協会(万博協会)の石毛博行事務総長が11日、大阪市内で記者会見した。ケルケンツェス氏は「(万博の準備が)次の段階に入った」と述べ、今後は重点が会場建設から運営面の検討に移っていくとの認識を示した。 ケルケンツェス氏は、万博が半年間に及ぶイベントで、各国のスタッフが大阪で暮らすことになると指摘。居住環境や交通アクセスの整備が必要だとした。その上で「準備の複雑さは、建設が20%なら運営面が80%を占める」と述べ、今後1年間がヤマ場だとした。