「希望の党」発足で小池都知事が会見(全文1)しがらみなく進めていく
東京都の小池百合子知事が25日午後2時半から、国政について記者会見をした。 ※一部、判別できない箇所がございますことをご了承ください。
「希望の党」を立ち上げたい
小池:はい。では始め。 日刊工業新聞:ただ今から知事の国政に関する記者会見を始めます。では知事、お願いします。 小池:はい。今日は名前の発表が多いんですけれども。このたび、希望の党を立ち上げたいと存じます。これはこれまで若狭さん、細野さんをはじめとする方々が議論をしてこられましたけれども、リセットいたしまして、私自身が立ち上げるということでございまして、もう直接絡んでいきたいというふうに思っております。ただし都政につきましては、私は現在も都知事でございますので、しっかりとやっていく。そしてむしろ都政をより磨きをかけていく。そしてさらにスピード感を確保していくためには、国政になんらかの関与が必要であろうということでございまして、改革、そして保守、これらを満たす方々が新しい勢力を作り、そして都政にとってもプラス、さらには今、北朝鮮のこのような状況にあって国難にもございますけれども、経済もずっと世界が大きく動く中で、改革と言いつつ、じりじりと日本の存在は下がり続けている。このままに任せておいていいのか。 特区の問題につきましても、必要でございますが、このような情報公開やお友達関係でやっている間は特区の意味がない。そこをむしろ国政において、しっかりとそのことを代弁する勢力を確保していくことが東京都にとってもプラスではないかと、このように考えたところでございます。よって、これはまったく新しい党として、ある種、結党宣言をこの場でさせていただきたいと思います。 ネーミングでありますけれども、希望の塾を開きました際もずっと申し上げてまいりました。日本にはさまざまなものがあふれているけれども、希望がちょっと足りないんじゃないですか、あしたへの希望、もっと持ちたいですね、そのようなことで希望の塾と名前を付けさせていただきました。小学校の子供たちがお習字で、書き初めで、最も書く2文字がこの希望という文字でございます。私は今日よりあしたのほうがきっといいと、みんなが思えるような、そんな日本をもう一度確保していきたい。そのためには東京都もその先頭に立ってその実現を、モデルケースとして進めていくと同時に、日本全体が希望に燃える、そんなかつての輝きを取り戻していく。その先頭に立っていこうと考えているところでございます。