ソフトバンク慶大トリオ躍動…柳町達・正木智也・広瀬隆太で追加点「3人で取れるとうれしい」
ソフトバンク7―1日本ハム(29日)――ソフトバンクが8カード連続の勝ち越し。三回に川瀬の内野安打で先行し、その後も正木の2点二塁打などで着実に加点した。日本ハムは今季ワーストの4連敗。 【写真】21日の試合で適時打を放つ正木
ソフトバンク打線に慶大出身の選手が並んだ。6番に5年目の柳町、7番に3年目の正木、8番に新人の広瀬隆太。この3人がまさに「線」となり、追加点をもぎ取った。
1点リードの四回一死一塁で打席に柳町。「併殺打にならないように」と振り抜いた打球は、つまりながらも二塁手の頭上を越えた。先輩が広げた好機に、正木は走者2人をかえす中越えの二塁打。そして広瀬は、三塁まで進んでいた正木を生還させる犠飛を放った。
22日のロッテ戦で初めてこの打順でスタメン出場してから、慶大出身トリオとして注目されている。唯一、他の2人と大学時代が重なっている正木は、「切磋琢磨する関係」だと言い、「3人で点を取れるとうれしい」と声を弾ませた。
これでレギュラーシーズンのおよそ半分にあたる70試合を終えた。勝率は7割超。若い力、新しい力もかみ合い、チームは首位を快走している。(渡辺直樹)
ソフトバンク・小久保監督「(先発で2安打2打点の正木について)毎日出ているので。(右手負傷の)近藤が守れるようになるまではチャンスですから」