DeNA3位・松本隆之介 ハマのエースを目指す伸び盛りの152キロ左腕
最速152キロを誇る身長188センチの大型サウスポーだ。ドラフト会議では高校生左腕で最初となる3位で指名を受け、あらためて世代No.1であることを証明する形となった。生まれ育った横浜の球団で第一歩を踏み出し、“左腕王国”入りを目指す。 ドラフト会議当日の10月26日、横浜市金沢区にある横浜高グラウンドでは、陸上部員たちが元気な姿で練習に励んでいた。だが、日常が完全に戻ったかと言えば、そうではない。普段から新型コロナウイルス感染予防策が講じられており、特に外部からの訪問者には管理を徹底。例年、ドラフト会議当日は報道関係者でごった返すが、今年は人数が制限された。受付では手指消毒、検温があり、事前取材申請の本人確認。許可が下りると、会見場へと案内された。 学校関係者から「密にならないように」と念押しされた後、大型スクリーンでドラフト中継がスタート。横浜高からは投手の松本隆之介、木下幹也、内野手の度会隆輝の3人がプロ志望届を提出。指名された場合に限り、会見場で記者会見を行うことになっていた。1、2位と指名が進むが、横浜高の選手の名が読み上げられることはない。静寂が続く中、事態が動いたのは3巡目の指名時だ。逆ウエーバー7番目のDeNAの順番が来ると、「松本隆之介」がコールされた。 ほどなくして、野球部部長を兼任する葛藏造校長、村田浩明監督とともに、学生服を着た本人が登場。取材者との距離は十分に取られていたが・・・
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週刊ベースボール