中国杯から帰国し、初のGPシリーズ金メダルを手にほほ笑む佐藤駿

　フィギュアスケート男子で、GPシリーズ第6戦中国杯を制して2季ぶりのファイナル（12月、仏グルノーブル）進出を決めた佐藤駿（エームサービス・明大）が25日、羽田空港に帰国。今大会がGPシリーズ初優勝でもあり、「率直に凄くうれしい気持ちでいっぱいなのと、ただフリップとかでミスがあったので、ファイナルでしっかり直したい」と振り返った。 　GPファイナルは2年ぶり2度目の出場。6人のトップ選手ばかりの大会は「他の大会と比べて、緊張感は少し違ったものと感じる」といい、SPでミスが相次ぎ6位と出遅れ。フリーで挽回して4位となったが、メダル争いには絡めなかっただけに、「今回はショートからノーミスの演技をして、フリーでも（4回転）フリップを決める。それが一つの目標。もちろんメダルを獲りに行く」と語った。 　男子は鍵山優真（オリエンタルバイオ・中京大）との2人の出場。同学年のライバルはGPシリーズ2連勝でファイナル進出を決めている。年末の全日本選手権の前哨戦にもなるが、「僕が頑張らないと、2人での表彰台はないと思うので、お互いにいい演技ができるように頑張りたい」と話した。