岸田首相、政策活動費の透明性強化「早急に具体化の協議進める」 記者会見要旨
■拉致被害者、帰国実現に全力
7月以降、NATO(北大西洋条約機構)サミット、太平洋・島サミットなど重要な外交日程が続く。G20(20カ国・地域)やASEAN(東南アジア諸国連合)などの(秋の)首脳外交の準備も考えながら取り組む。すべての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け全力で取り組む。
衆院憲法審査会で5会派が発議原案の条文に実質合意したことは極めて重要な一歩だ。党首討論では立憲民主党にも憲法改正作業の加速化を提案したが、賛意を得られず残念だ。この重要な一歩をさらに進めていただきたい。
■主な質疑応答
--9月の自民党総裁選に出馬するか。衆院解散や人事を行う考えは
「政治の信頼回復や震災対応、経済、外交など先送りできない課題に取り組み、結果を出すこと以外は考えていない」
--疲れているか。3年を振り返って点数は
「気力は十分みなぎっている。やる気、気力をこれからもしっかり示していきたい。疲れているなどというつもりは全くない。今の時点で終わるならば評価もあるだろうが、道半ばの課題に結果を出すよう努力することが重要だ。今の時点で(点数を)評価するのは適切ではない」