広島ナインは自宅にこいのぼり飾る? 飾らない? 新井貴浩監督、大瀬良大地、栗林良吏は…
【球界ここだけの話】カープの面々はこいのぼりを自宅に飾る? 飾らない? 5月5日の「こどもの日」が目前に迫っていた、ある日のマツダスタジアム。広島・新井貴浩監督(47)にこの質問をぶつけてみると「飾ってるか!!」とツッコミを受けた後、こう教えてもらった。 【写真】広島は5月5日のDeNA戦に0―5完敗。新井貴浩監督は「こどもの日」を白星で飾れず 「でも、子供が小さい頃には飾ってたよ。結構大きなこいのぼりをバルコニーにね。これって子供の成長を願うためにやるんでしょ。もううちの子はすくすく大きく育ったからね」 鯉将も愛息の成長を願って掲揚したこいのぼりは、江戸時代中期に広まったとされる。昔は病気にかかる子供が多かったことから、天に子供、特に男児が誕生したことを知らせるために鯉の付いたのぼりを掲げた、といわれている。 では、現役選手ではどうだろう。2022年5月に第1子となる長男が誕生した大瀬良大地投手(32)は「(自宅に)あるのはあります。(大きさは)リビング相応。妻がそういうの(節句)をやるタイプ」と明かす。リビングには五月人形も飾っているというが、長男は「かぶとを『こわい、こわい』って言ってます」とほほ笑んだ。 21年12月に第1子となる長女が誕生した栗林良吏投手(27)は「飾っていないです。でもカープグッズがあるので鯉はいっぱいいますよ」と笑う。昭和の風物詩だったこいのぼりだが、近年は大瀬良や栗林のような世帯が増えてきているようだ。 1950年に戦後の復興の象徴として誕生した「広島東洋カープ」の「カープ(鯉)」の由来は、復興のシンボル「広島城」が「鯉城(りじょう)」という別名で親しまれていたことだという。 球界では4月下旬から5月上旬にかけては「鯉の季節」と呼ばれるが、今季は4月27日の中日戦(バンテリンドーム)から5月5日のDeNA戦(マツダ)まで2勝3敗2分け。6日にゴールデンウイークは最終日を迎える。新井鯉は空を泳ぐこいのぼりのように、優勝に向かって力強く泳いでいく。(柏村翔)