陸上男子110m障害で村竹ラシッドが5位入賞。「来年の世界陸上では必ずメダルを獲りたい」【パリ五輪】
「パリ2024オリンピック競技大会(パリ五輪)」の大会14日目となる8月8日(現地時間)、陸上の男子110mハードルの決勝が行われ、村竹ラシッドが13秒21のタイムで5位入賞を果たした。 村竹は7日に行われた準決勝で全体8位のタイムで決勝に進出。日本選手がこの種目で決勝に進出するのは今回が初めてだった。 9レーンからスタートした村竹は1台目のハードルを倒したものの、2台目以降は落ち着いた走りでスピードを上げ、5着に食い込んだ。1着は12秒99のグラント・ホロウェー(アメリカ)、2着は13秒09のダニエル・ロバーツ(アメリカ)、3着は13秒09のラシード・ブロードベル(ジャマイカ)だった。
村竹はレース直後のインタビューで「ものすごく楽しかったです。(1台目のハードルに)当ててしまっていたが、2台目3台目以降で持ち直したので、そんなに大きい影響はなかったと思う」とレースを振り返った。 そして「一番は本当に待ち望んでいた舞台だったので、この舞台で走れたことが本当に楽しかったですし。……なんていうんでしょう。うまく言葉にまとめられないです。この舞台の楽しさもあれば、メダルを獲れなかったという悔しさもありますし、いろいろ入り混じっての表情だったと思う。皆さん、本当に早くて強かったです」と現在の心境を明かした。 メダルにあと一歩という結果に「こういう舞台を1回経験しただけでも、ものすごい経験値を得られたと思う。来年、東京で世界陸上があるので、その時は必ずメダルを取りたいです」と来年9月に東京で開催される「世界陸上」でのさらなる飛躍を誓った。