オフにトレードの“狙い目”になり得るのは…所属球団でくすぶるも「他球団なら輝けそうな4人」
プロ野球もストーブリーグの話題が多くなる時期となった。フリーエージェント(FA)権を行使した選手も発表され、12月9日には今回で3回目となる現役ドラフトも行われるが、オフの動きでもうひとつ注目が集まるのがトレードだ。昨年も11月から12月にかけて複数の交換トレードが発表されており、今年もここから動きが出てくることが予想される。現在はなかなか一軍で結果を残すことはできていないものの、他球団であればチャンスがありそうなトレード候補は誰がいるのだろうか。 【写真】巨人から出たほうがいい? 他球団なら輝けそうな巨人の選手はこちら! セ・リーグの投手でまず名前を挙げたいのが遠藤淳志(広島)だ。2017年のドラフト5位で入団すると、2020年には5勝、2022年には4勝をマーク。しかし、昨シーズンからは他の選手の台頭もあって一軍での登板機会が減り、今年は3試合の登板で0勝に終わった。先発の柱の一人だった九里亜蓮が海外FA権を行使して去就が微妙な状況だが、昨年のドラフトで常広羽也斗、高太一、滝田一希と上位で3人の大学生投手を獲得している。 さらに今年のドラフトで2位指名した佐藤柳之介(富士大)も早くから一軍の先発としての活躍が期待されており、遠藤の立場は年々苦しくなっている印象だ。ただ今年も二軍では21試合に登板して5勝2敗、防御率1.74と結果を残しており、チャンスがあれば一軍で結果を残せる可能性もありそうだ。先発投手が不足している球団にとっては狙い目の選手と言えるだろう。 セ・リーグの投手では畠世周(巨人)も面白い。2016年のドラフト2位で近畿大から入団すると1年目から6勝をマーク。その後は先発とリリーフの両方で起用され、2021年には52試合(うち9試合は先発)に登板して4勝1セーブ11ホールドを記録している。しかしその後は故障とチームがトレードなどで多くの投手を補強したこともあって登板数が減少。昨年は一軍での登板なしに終わり、今年もわずか1試合の登板でシーズンを終えた。