「この動画、公開できませんか?」「ごめんなさい、公開できません」メルセデス・ベンツEQSのビックリ映像とは
● Gクラスは「ラグジュアリーSUV」 F:あれはまた別枠じゃない?そもそもGクラスは「SUV」の範疇に入るのかな? K:Gクラスをお買い上げいただいたのですね。ありがとうございます。Gクラスは「ラグジュアリーSUV」に分類されております。 F:ラグジュアリーSUV、ですか?なんか納得できない(笑)。 ……と、GLBの話が出ましたが、「メルセデスは将来的にAクラス、Bクラスから撤退する」と海外メディアの記事で読みました。これは事実ですか? ● 「Aクラス、Bクラスから撤退」のうわさは本当? K:オラ・ケレニウス会長が、「これからのメルセデスの車両ポートフォリオは、よりラグジュアリーな方向に注力していく」という方針を明らかにしました。これから新しいコンパクトクラスの車台が開発されるんですけれども、それに関して「車種を絞る」と話をしたことも事実です。ですが、「だからAとBから撤退します」という単純な話ではありません。 F:メルセデス側から正式にAとBをやめるとは言っていない? K:一言も言っていません。特定の車種を指して、「これをやめます」と明確に宣言したわけではないんです。 F:ドイツ本体に出張されることもありますよね。向こうでAとBをやめそうな臭いはしませんでしたか? K:そんな臭いはしませんでした(笑)。FFはFFで、フロントを短くして車室を大きく取れるというメリットもありますので。
● 今のEVは、雪道や寒冷地で使うにはバッテリーが心配過ぎる F:なるほど。それでは再びEVの話に戻りましょう。インタビュー前半では優れた乗り心地や騒音性能などのメリットを伺いましたが(https://diamond.jp/articles/-/350441)、もちろん良いことばかりではありません。EVにはこれから改善しなければならない弱点もいくつかある。その一つがバッテリーです。 ここであえて車名をさらすのもアレなので、具体名は控えますが、何年か前に輸入EVでスキーに出かけたところ、それはもうエラい目に遭いました。バッテリーの保温回路がプアなのか、走っていると電気残量計がみるみるうちに減っていく。充電設備のない宿に宿泊する予定だったので、不安で往路で2回も充電していきました。そして宿に泊まって一晩たったら、何と残量が10%も減っている。一晩駐車しただけで1割減ですよ?いくら寒い場所とはいえ、ヒド過ぎる。 大雪で除雪が間に合わずに幹線道路が大渋滞、なんてことがたまに起きますよね。もしあそこでEVに乗っていたら、EVで一晩雪の中に閉じ込められたら、どうなってしまうのだろう……と恐怖を覚えたものです。一晩閉じ込められて、暖房を入れていたら、確実にバッテリーが上がってしまう。凍えながら助けを待つしかありません。メルセデスの場合はどうなんでしょうか? K:ちなみにそれはどこの会社のクルマでしょう。差し支えなければ教えてください。 F:○○です。 K:あー……。 F:「あー」ですか。その先に来る言葉はなんでしょう? K:「あー」以上のことは言えません(笑)。と、冗談はさておき、お客さまからすれば、やはり雪中閉じ込めは恐怖ですよね。その恐怖感は、我々インポーターが解消しなければいけません。だから我々は北海道の陸別で実証実験をしてきました。