原油先物は上昇、クリスマス休暇で薄商いの中
Katya Golubkova [東京 24日 ロイター] - 24日アジア時間序盤の原油先物価格は上昇している。クリスマス休暇を控えた薄商いの中、米経済指標や世界第3位の輸入国であるインドの需要増加に支えられた。 0114GMT(日本時間午前10時14分)時点で、北海ブレント先物は0.33ドル(0.45%)高の1バレル=72.95ドル、米WTI先物は0.29ドル(0.42%)高の69.53ドル。 米商務省が23日発表した11月の航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は前月比0.7%増となった。また、11月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比5.9%増の66万4000戸となった。 IGのアナリスト、トニー・シカモア氏はWTIの値動きについて、休暇シーズンを控えボラティリティーが薄れ、過去3日を69.50ドルをわずかに下回る水準で終えたとし、米市場が再開する27日まではこの水準前後の狭い値動きで推移するのではないかと述べた。 一方、11月のインド原油輸入量は、経済・旅行活動の活発化に伴う旺盛な需要を背景に前年比2.6%増の1907万トンとなった。