12日、東京で春のマイル女王決定戦・ヴィクトリアM(GⅠ)/出走馬を紹介!
東京のGⅠ5連戦の2戦目はマイル女王決定戦のヴィクトリアマイル(12日、GⅠ、芝1600メートル)。過去4年の勝ち馬は2020年アーモンドアイ、21年グランアレグリア、22年ソダシ、23年ソングラインと歴史に名を残す名馬が勝利を収めている。 マスクトディーヴァ(栗東・辻野泰之厩舎、4歳)は前哨戦のサンケイスポーツ杯阪神牝馬Sを着差(半馬身)以上の強さで快勝した。東京は2走前の東京新聞杯で6着に敗退したが、出遅れが大きく影響。前4走はいずれも上がり3ハロン33秒台の鋭い切れ味を発揮。決め手勝負は望むところで、GⅠ初制覇の可能性は十分だ。 ナミュール(栗東・高野友和厩舎、5歳)は昨秋のマイルチャンピオンシップを快勝し、続く香港マイルで3着、前走のドバイターフで2着と充実著しい。昨年のヴィクトリアマイルは7着に敗れたが、東京マイルで2勝をマーク。今回は鞍上に武豊騎手を迎えて2度目のマイルGⅠ取りに挑む。 ステルヴィオ(マイルCS勝ち)の全妹という良血ウンブライル(美浦・木村哲也厩舎、4歳)は阪神牝馬Sでマスクトディーヴァの2着。2歳時のもみじS以来、勝ち星から遠ざかっているが、NHKマイルCで頭差2着の実績があり、GⅠを勝てる力は秘めている。 モリアーナ(美浦・武藤善則厩舎、4歳)は阪神牝馬Sで3着。久々のマイル戦だったが、1着から1馬身3/4差で上がり3ハロンはメンバー最速の32秒9。侮れない存在だ。 コンクシェル(栗東・清水久詞厩舎、4歳)は初音S、中山牝馬Sと連勝中で、ここに来て一段とパワーアップした印象だ。先行策で持ち味を最大限に発揮するので、自分の形に持ち込めば手ごわい。 一昨年の秋華賞制覇後は長い休養もあって振るわないが、馬スタニングローズ(栗東・高野友和厩舎、5歳)も力はある。昨年のクイーンCでワンツーを決めたハーパー(栗東・友道康夫厩舎、4歳)とドゥアイズ(栗東・庄野靖志厩舎、4歳)も東京ならマークしたい存在。2走前にターコイズSを制したフィアスプライド(美浦・国枝栄厩舎、6歳)にも注意が必要だ。