厳しい暑さ、ウナギ求め 二の丑、近江町市場に列
5日の石川県内は大気の状態が不安定となり、1時間30ミリ以上の激しい雨が降る場所もあった。正午までの最高気温は七尾33・1度、金沢33・0度など全11観測地点で真夏日となり、熱中症警戒アラートが発表された。同日はこの夏2度目の土用の丑(うし)の日「二の丑」で、金沢市の近江町市場ではウナギを焼いた香ばしい香りが漂った。 市場内の「みやむら」は普段より1時間ほど早い午前8時過ぎに店を開け、焼きたてのかば焼きを店頭に並べた。首にタオルを巻いた主婦らが列をつくり、1本4千~5500円のかば焼きを購入した。店主の宮村宏志さん(77)は「今年も暑いので精をつけてほしい」と話した。 金沢地方気象台は珠洲市と穴水町に洪水警報を出すなど、夕方まで河川の増水に警戒を呼び掛けている。