宜野湾市長選に元職が出馬へ 辺野古反対派は市議擁立で調整
米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の市長死去に伴う市長選(9月8日投開票)で、保守系議員らでつくる候補者選考委員会は3日、元市長の佐喜真淳氏(59)に立候補を要請した。佐喜真氏は受諾し、出馬の意向を示した。一方、普天間の名護市辺野古移設に反対する勢力「オール沖縄」は選考委で、市議の桃原功氏(65)を擁立する方向で調整することを確認した。 佐喜真氏は、出馬要請を受諾後に市内で記者会見し、7月に急逝した松川正則前市長が普天間の早期返還を訴え続けていたことに触れ「市政を継承するため全身全霊で取り組みたい」と選挙戦への決意を語った。