「災害廃棄物」迅速な処理へ 群馬県内初の仮置き場設置訓練 群馬・前橋市
大規模災害時に住宅などから出る「災害廃棄物」の処理が課題となる中、群馬県前橋市で廃棄物を一時的に預かる仮置き場を設置する訓練が11日、県内で初めて行われました。 訓練は、台風の影響で川が氾濫し、住宅から災害廃棄物が出た想定で行われ、県や市の職員など合わせて約30人が参加しました。参加者はまず、看板を立てたりロープを張ったりして家電や家具など廃棄物の種類ごとに9カ所の区画を設けました。そして市民役の職員が廃棄物を運び込み受付で確認したあと、それぞれの区画に置いていきました。 県によりますと、2019年に発生した台風19号で、県内では996トンの災害廃棄物が出ていて迅速な処理が課題になっていたということです。訓練では、廃棄物を処理施設に搬出する作業まで行われ、参加者は大規模災害に備え一連の対応を確認していました。