【みんなで考えよう】大人が子どもをわいせつ目的で手なずける行為、気をつけていることはありますか?
大人がわいせつな目的を隠して子どもに近づき、手なずける「チャイルドグルーミング」を知っていますか? 警察庁が今年3月に発表した統計によると、昨年18歳未満の子どもで児童ポルノ事件の被害にあった人数は前年比29人増の1487人。このうち、約4割を占める577人が児童自ら撮影を行っていました。これらの被害児童はだまされたり、脅されたりして自分の体を撮影させられた上、メールなどで送っていたといいます。 このような性的な目的を隠して子どもに近づき手なづける行為に対して刑罰を新設する検討が法務省で進められています。 昨年10月には法制審議会が試案を提示。その内容は、わいせつ目的で16歳未満に脅迫やうそなどを用いて面会を要求した場合、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金を科す。実際に面会した場合は2年以下の拘禁刑か100万円以下の罰金刑とするというものでした。 グルーミング行為を巡る関心の高まりはヤフーの検索データからも伺えます。 「グルーミング」と一緒に検索された第二キーワードに着目してみると、今年2月まではペット関連のワードが中心でした。グルーミングは本来、動物の毛づくろいや手入れという意味のため、このような結果になったと読み取れます。 しかし、BBC放送がジャニー喜多川氏の性加害問題を報じた3月とその後の4、5月には「ジャニーズ」や「性被害」といった単語がグルーミングとともに検索されるようになりました。 また「グルーミング」というワード自体の検索数も昨年平均と比べ3月は2倍、4月は3倍、5月は2.6倍に伸び、注目が伺えます。 大人がわいせつ目的で子どもを手なずける「チャイルドグルーミング」という行為をあなたは知っていましたか? また、ご自身や身近な子どもを性的手なずけ行為から守るためにどのような対策をしていますか? 子どもに気をつけてほしいことを、どのように伝えていますか? 効果があった言葉や、危険を回避できたことなどがあれば、この記事のコメント欄で教えてください。 Yahoo!ニュースはコメント欄のみなさんの意見や体験を通して、より深くニュースについて考えたり、多様な考えに触れたりできる機会を作りたいと考えています。今回いただいたコメントを抜粋・編集した上で、後日コンテンツとして別ページにて掲載する予定です。いただいたコメントを取り上げさせていただく場合がございますのでご了承ください。みなさんの考えをぜひ聞かせてください。