広島カープ 1万試合目 白星で「よっしゃ!」 九里亜蓮 130球の熱投で完封勝利(6月13日)
最終盤に入っているプロ野球セ・パ交流戦。広島カープは、13日が1950年に行われた球団最初の試合から通算1万試合目となる記念すべき日でしたが、投打ががっちりかみ合い、首位をキープしました。 【写真を見る】広島カープ 1万試合目 白星で「よっしゃ!」 九里亜蓮 130球の熱投で完封勝利(6月13日) ■西武 vs. 広島(ベルーナドーム 13日) 3カード連続の勝ち越しをかけて迎えた試合。先発は、前回登板でようやく今シーズンの2勝目を挙げた 九里亜蓮 でした。序盤はランナーを出すものの、持ち味を発揮し、西武打線を抑えます。 九里を援護したい打線は4回、先頭打者の 末包昇大 。内野ゴロで懸命に走って最後は1塁にヘッドスライディング。自身、5試合ぶりのヒットで出塁します。 続く 松山竜平 がフォアボールを選んで、ノーアウト・2塁・1塁となり、打席には 田中広輔 。絶妙なバントは内野安打となり、ノーアウト・満塁とチャンスを広げます。 その後、2アウトとなりますが、ここで決めたのは 矢野雅哉 でした。鋭くセンター前に弾き返し、2点を先制します。 援護を受けた九里をバックが守備でも助けます。5回はルーキーの 佐藤啓介 、慣れないファーストの守備で好プレーを見せます。九里はその後、尻上がりに調子を上げ、西武打線を翻ろう。打線のさらなる援護を待ちます。 追加点のほしいカープは7回、ノーアウト・3塁・1塁と絶好のチャンスを作ります。ここで打席には1か月半ぶりにスタメンに名を連ねた5番・松山。フォークをレフトのラインぎわに運び、2点タイムリーツーベース。西武を突き放します。 さらに2アウト後、途中出場の 大盛穂 にもタイムリーが出て、この回、3点目。リードを5点に広げます。 援護をもらった九里は最後まで気を緩めず、西武打線を相手に無失点の力投を続けます。 迎えた9回表、西武のマウンドには昨シーズンまでカープの一員だった 中村祐太 が上がります。かつての仲間を相手に三者凡退に打ち取り、カープファンに元気なところを見せてくれました。
そのウラ、志願して最終回のマウンドに上がった九里は完封を目指し、最後の力を振り絞ります。2アウトから最後のバッターにヒヤリとする大きな打球を打たれますが、大盛のファインプレーで試合終了。(西武 0-5 広島) 九里亜蓮 9回 球数130 被安打2 失点0 九里は、9回を130球で投げ切り、許したヒットはわずか2本というすばらしい内容で自身、今シーズン初の完封勝利。記念すべきチームの1万試合目に白星で花を添えました。
中国放送
【関連記事】
- 「やりたいめっちゃ」10代少女に性的関係求め脅迫か「やりました」男子高校生(17)逮捕 少女が警察に相談し発覚 広島
- 9歳の女の子死亡 なぜ精神科医は「観賞用」スポーツカーを時速120キロで走らさせたか…裁判で語られた “理由”
- アンガールズ・山根さん「未知の昆虫」大発見!その名は「モトナリ」 テレビ番組ロケで新種を捕まえる 国際的学術誌も認定「日本のコメディアンが発見した」
- 「息子に会いたい。抱きしめたい。助けてあげられなくてごめんね」5歳の男の子が保育園から出て川に転落死 両親が損害賠償求め市を提訴 広島
- 「『ママ来たよ 起きて』 叫んだけれど息子(7)は息を引き取った」 明かされた両親の思い 眠気におそわれ赤信号で… 男(63)の後悔と下された判決